三寒四温。段々と暖かい日が増えてきました。

春の養生を始めていらっしゃるという方も多いと思います。

中医学的に春をみますと陰消陽長の時期と言われ、多かった陰が少なくなり陽がだんだんと長くなっていき、3/21の春分には陰陽がちょうど同じになるのです。

陽気が増えてきて、さらに冬に消耗した陰血不足で肝気が上がりやすくなり、風邪(ふうじゃ)の影響もあったりで、頭痛やめまいなどの症状や、不眠、イライラ、不安など自律神経に乱れが生じたり、春の対応する五臓は肝ですので、肝とつながりのある目に症状があらわれたりもします。そんな春を健康に過ごせるように枸杞をご紹介いたします。

枸杞は日本では杏仁豆腐にぽつんとのっている赤い実で知られておりますが。中国では、古典「神農本草経」に上品(命を養う長生きするもの)に分類され、《長い間食べ続けると身のこなしが軽くなり老いにくくなる》と記載されています。西太后や歴代の宮廷の貴族などが美容や健康のために食事に取り入れていたことが分かっております。

枸杞は中薬名が枸杞子。中医学的にみますと肝腎を滋養し、目の衰えを回復(明目)、肺を潤す(潤肺)などがあります。虚弱体質や目の疲れや衰え、月経不順、貧血、自律神経の乱れや更年期障害、糖尿病、肝臓病、高脂血症などに用いられます。

枸杞は栄養学的に見ましてもかなり充実しております。体を構成するのに欠かせないアミノ酸をはじめ、脳や神経のエネルギー源となる糖質、新陳代謝を調節するミネラル、体の組織の酸化を防ぐカロチノイド、クエン酸ベタイン、免疫力を高めるビタミンB群、Ⅽなどが含まれています。

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◆枸杞シリーズ                                        イスクラ貢果枸杞(有機栽培) 実が一番大きい。                枸杞の実(他メーカーのもの) 次に実が大きい。                   枸杞ジュース (フレッシュな枸杞を絞ったジュース。色々な料理にも使えます!)                                       ベリースタイル(枸杞、ラズベリー、ツバメの巣入り)