今年は例年よりも早く台風が到来しています。
台風が近づくと、なんとなく頭が重い、からだが重だるい、頭痛がする、めまいが起こる、関節が痛む、気分が落ち込む、胃腸の調子が悪くなる……そんな経験はありませんか?
それは「気のせい」ではなく、からだが自然界の変化に反応しているサインなんです。
中医学では何千年も前から気圧とからだの関係に注目してきました。
台風は「風」と「湿」の邪気が強まる
中医学ではからだに影響を及ぼす自然界の異常な気候変化を「六淫(りくいん)」と呼びます。
その中でも台風の時は特に【風邪】と【湿邪】が強まり、からだに影響を及ぼします。
【風邪】の特徴、【善行数変(よく動き、よく変わる)】
変化が早く、動き回る性質があります。上のほうに症状が出やすくなります。
また、【百病の長(ひやくびょうのおさ)】と言われ、他の邪気を引き連れてからだを侵襲します。
頭痛やめまい、首や肩の凝り、などの症状が現れやすくなります。
【湿邪】の特徴、【重濁粘滞】
からだを重だるくさせ、気血津液の流れを滞らせます。
浮腫み、関節の痛み、食欲不振、胃腸の働きが低下する、気分の落ち込み、不眠、などの症状が出やすくなります。
台風や気圧の変化の影響を受けないためには?
中医学には「正気存内、邪不可干(せいきぞんない、じゃふかかん)」という言葉があります。「体の中に正気が満ちていれば、外から邪気が入ってくることはできない」という意味です。
本来、健康なからだは多少の気圧変化を自然に乗り越えることができます。しかし現代の生活は、その正気をじわじわと削っているのです。
スマホの見過ぎ、睡眠不足、ストレス、運動不足、冷え、食事の乱れ……
このような積み重ねが、気圧の変化に揺さぶられる体を作ってしまうのです。
ご自身のからだはいかがですか?
今回の台風でからだは揺さぶられましたか?
もし体調が悪くなってしまった方は何が原因か考えてみてください。
今からでも遅くはありません。
漢方養生はじめてみませんか?