漢方の基本の考え方に<陰陽>があります。
どこかで聞いたことがある方も多いかと思います。
これは、自然界にあるものはすべて陰と陽に分けることができるという考え方です。
例えば… 太陽が陽とすると月は陰であり、一日で考えると昼が陽で夜が陰、一年では春夏が陽で秋冬が陰。
人のからだも… 男性が陽で女性が陰、太陽が当たる背中が陽でお腹が陰、人体を構成する基本物質である気が陽で血と津液が陰、というように考えられるわけです。

そして陰陽は単独では存在することはなく、陰がなければ陽は存在することができず、また陽がなければ陰も存在できません。
互いにバランスを取りながら共存しているのです。
人の身体も同じで、陰と陽が上手くバランスが取れていれば健康でいることができるのです。(つづく)